車の遊び方

この記事はYahoo! JAPAN 18 新卒 Advent Calendar 2018 11日目の記事です。
前回はMitsuru Takigahira(@MysticDoll)さんの「C言語でhello worldを書く」でした。

はじめまして、かなあみと申します。
Yahoo! JAPAN18新卒でAdvent Calendarを書いています、11日目です。
僕は会社ではデザイナーとして働いているのでサービスの設計や体験について書こうかなと考えていました。
また、車が好きなので国内外のカーシェア、ライドシェア、自動運転について自分の体験を交えた話にしようと書き進めていたのですが、「あれ、なんか既にインターネットにある情報とそんなに変わらないか」と途中で悩み始めました。
カーシェアやライドシェアに関する体験レポートも検索するとたくさんありますし海外の情報なんかもしっかりと日本語訳されて記事になっています。
まだインターネットにない情報を発信したいと思ったので、今回は僕の車の遊び方について書くことにしました。
あまり車に興味がない、免許は持っているけど乗らないという人に少しでも車っていいな、なんかドライブ行きたくなってきたなと思っていただけたらうれしいです、よろしくお願いいたします。

1.車を楽しむ入り口

車の楽しみ方は人それぞれ違くて無限にあるなって考えたりすることがあります。
運転するのが好き、運転はしないけどドライブは好き、タクシーに乗るのが好き、なんか色とか形がカワイイ、というような車自体であったり乗ることに関わることであったり。
少し見方を広げてみると高速道路はなんかテンション上がる、サービスエリアとか道の駅楽しいみたいな車にまつわる場所。
修学旅行のバスでドラえもんの映画見るの好きだったとか家族でドライブ行くときこのBGMめっちゃ流れてくるんだけどみたいな体験とか

irorio.jp


bayfm TRAFFIC UPDATES BGM/アプリ『bayfm78メロディVol.1』

(自分が小さい頃家族でドライブ行くときBayFMの道路交通情報の曲が絶対流れてた)
広い視野で捉えてみるとさまざまなところに車に関わる機会や体験があり、そこに好きになるチャンスがあるのかなと思っています。
まずは難しいことは考えずになんかこれ好きだな、みたいなところを見つけられると少し車が好きになれるのかなと思います。
 
 

2.間接的に車を楽しむ

実際に乗ったり運転したりという直接的なアプローチではなく、まずは間接的に楽しむ方法をいろいろ紹介してみます。
例えば映画やドラマなんかでは意識せずとも車が出てきますし、作品において特徴的な要素であったりします。
有名どころの例になりますが上記2つの作品には特徴的な車で出てきます。
 
 
また、最近の映画で印象に残っているシーンだとララランドのオープニングのシーンも車が出てきます。
圧巻のオープンニングです、これ車好きで車種が分かる人が見ると「こんな車も出てくるのか」って思うところがあったりします。
 
 
アニメーション映画だと「カーズ」は子供から大人まで車が好きな人もそうでない人も楽しめる作品だと思います。
登場するキャラクターにはちゃんとモデルにしている車もあります。
 
 
ルパン三世シリーズとかもたくさん車が出てきますね。
カリオストロの城の冒頭シーンなんかは印象に残ってる人、この車いいな〜と思った人も多いのではないでしょうか。
 
 
CMソングやミュージックビデオも車と深い関わりがあります。
あの車のCMの曲なんだっけ?ということもありますよね。
SuchmosのSTAY TUNEはここ最近の車のCMの中ではとてもはやったと感じています。
マツダのcmに使われているこの曲も聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ちゃんとミュージックビデオでも車を扱ったストーリーが展開されており、
マツダのCMに使われていたので車もマツダの車です。
 
 
変わった車の使い方をするミュージックビデオもあります。
モチーフとして、表現の方法として車はさまざまな使われ方をしますし、
ミュージックビデオの世界観や雰囲気を出すのに重要な要素です。
 
 
これらの特徴的な車から大衆車まで、ほとんどの車は実際にみることもできるんです。
レプリカとして作ってしまう方も多く仕上がりもかなりのクオリティーです。
日本にも所有されているオーナーさんがいらっしゃり、車が集まるイベントなんかで実際に見ることが可能です。
 
ルパン三世なんかに出てくるような古い車は「旧車」として大切に保管されている方がいらっしゃいますし、
たまに街中でも見かけることができます。
ただ、古い車は動かなくなってしまったり状態が悪く処分され数が減ってしまったりしていますが、
お店のモチーフになったりと用途を変えて親しまれていることもあります。

loco.yahoo.co.jp


カフェの中に車がある!! 

意識してみればいろんなところで車が活躍していますので、
その中で何か1つ好きなものが見つかると楽しくなるかもしれません。
自分の好きな車を街中で見かけたりするだけでちょっとうれしい気持ちになれますよ!
 
 

3.アミューズメントとして乗ってみる

遊園地のゴーカートじゃさすがに大人はちょっとという感じかもしれないので、
大人でも楽しめる免許不要で遊べる場所も紹介してみます。
 
スリックカートという円形のコースで床が滑りやすくなっているところを走るようなものがありまして、
関東圏だとこのような施設があったりします。
みんなでワイワイ盛り上がれる感じなので4人以上とかで行くと楽しいかなって感じがします。
 
 
もうちょっと本格的なものになるとレンタルカートというのがありまして、
小さいサーキットを本格的に走ることができます。
これは遊びというよりはスポーツかもしれないです、体とか腕とかめちゃくちゃ疲れます。
スピードが出るタイプの本格的なマシンに乗ればレーサー気分!
 
 
さらにちょっと変化球だと室内カートというのもあります。
室内に高低差があるコースが作られていて、空間もとてもオシャレ、
夜遅くまでやっているのもgoodです、めちゃくちゃ盛り上がりますよ。
 
 
もっと手軽なのが良い・・・という人向けにはVR
なんとマリオカートもあります。
 
 
レーシングシミュレーターというのもあるのですが、これはかなり本格的
ゲームっぽいけど感覚は限りなくリアルに近いです。
遊びというよりはサーキットで早く走るための練習みたいな感じになるので、
これはまたちょっと特殊かなと思います。
 
 

4.実際に運転してみる

ここからは実際に車を運転するためのいくつかの選択肢を紹介してみます。
 
免許はあるけどもうずっと運転していない、ほんのちょっとだけ乗ってみたいなど、
不安がある場合にはこちらはいかがでしょうか?
施設の中に試乗コースがあり、慣れていない方でも安心かと思います。
 
 
少しだけ車を借りてドライブしてみたい、街中を走ってみたいみたいな場合でしたら
Timesカープラスがオススメです。
登録の必要はありますが、短い時間でリーズナブルに借りることができます。
車の運転は慣れが大事だと思うので、少しずつ練習する気持ちで走行する機会を増やすと運転に余裕が出てくるかなと思います。
 
 
運転も慣れてきた、大丈夫かも、という人はカーシェアのAnycaをオススメします。
これは一般の方が所有されているお車を借りることになるので少し緊張もしますが、
レンタカーにはない幅広い車種のラインアップが本当に魅力的なのでオススメです。
1日単位で借りることになるので休みの日に友人とドライブであったり旅行にも使えます。
 
 

5.僕の遊び方

ざっくり紹介してみましたが最後に僕の遊び方を少しお話しします。
 
 
Anycaはよく使っているのでその辺りで良かったものだとVOLVOのXC90はとても良かったです。
これは大阪旅行の質をあげるのにかなり貢献してくれたなと思います。
まず良かったのは「パイロットアシスト」という機能のおかげで往復1000kmの運転が全く疲れなかったことです。
完全な自動運転の一歩手前ってくらいよくできたもので、アクセルやハンドルを触ることなく車線上をキープして前の車と車間を保ちつつ走行してくれるのですが、市販車の中で圧倒的に精度が高いです。
他にも何台か似たような機能がついている車に乗ったのですが、ハンドルの切り方やアクセル加減などちょっとした動きからくる安心感が全然違いました。
乗り心地もとても良く長距離運転する予定であれば間違いなくオススメできます。
あとインテリアがカッコよくて好きです。
 
 
他に良かったものだと10人乗れるハイエース


anyca.net

いつも遊ぶ友人や初対面の人も含め10人で鎌倉に遊びに行ったのですが、この車のチョイスはとても良かったなと思っています。
後ろの席がテーブルを囲う形になっているのですが、お互いの顔が見える形でコミュニケーションが捗り、みんなでワイワイ楽しく盛り上がれました。
 
 
アメリカでもカーシェアサービスを体験しました。

turo.com

大学生最後の夏休みにアメリカの車文化やカルチャーが知りたいと思い、思い切って旅行することにしました。

現地でアメリカのカッコいい車が運転したいと思いレンタカーを調べたのですが、料金がとても高くて困っていました。

 料金が高い原因は下記の2つです。
・オープンカーや走行性能が高い車は高めの料金設定
・25歳未満は保険料が高い

ほとんどの人が電車に乗らないくらい車社会で、高校生は車で通学するのも当たり前というような感じです。

高校生や大学生の若い人の事故割合がかなり高いようで25歳未満は保険が高くなります。

なんとか料金を安く抑えたいと思ってさまざまなレンタカー会社を比較しているときに見つけたのがカーシェアリングサービスの「TURO」でした。

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車種がかなり充実していますし値段もレンタカーに比べると安いです。

ロサンゼルスからサンフランシスコを往復する予定で1週間車を借りました。

turo.com

 アメリカっぽい車であることとドライブを楽しく演出してくれるオープンカーであることから「マスタング」を選ぶことに。

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借りてからはYouTubeの動画でしか見たことなかった道を走ってみたり、
サンフランシスコの不思議な坂道を通ってみたり、

retrip.jp

f:id:y_ac_2018:20181210024604j:plain海岸沿いを走ったり、
とにかく走ってみたい道をたくさん走りました。

 

他にもHONDAの施設を見に行ってみたり、

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 有名な自動車博物館に行ったり、

www.petersen.org

カーミーティングを見に行ったり、f:id:y_ac_2018:20181210025041j:plain

毎日車を楽しめました。
 
ディズニーランドに「AUTO PIA」というHONDAがスポンサーのアトラクションがあったのも良かったです。

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車体はもちろんエンジンもHONDA製らしいです。
子供から大人まで楽しんでいてアメリカの人の車好きな感じも伝わりました。
 
アメリカに関しては無限に話が続きそうなのでこの辺りで終わりにしておきます。
 
 
話を日本に戻して・・・
サーキットを走るのもやっています。

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もともとバイクでサーキットを走ったりレースをして遊んでいたのがきっかけで車でもチャレンジしてみました。
自分の技術をあげたり車を調整したりしてどこまで限界に近づけるかを追求するのがとても面白いです。
今はもうこの車には乗っていないのですが、さまざまな車を乗り継いで現在の車は7台目となる車を所有し、よりタイムを縮めるために試行錯誤をしています。
 
 
また少し違う車の話だと、僕は大学生の時に3年間車に住んでいました。

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車で遊ぶのはお金がかかるので下宿先のアパートを解約。

先輩から軽自動車を譲ってもらい最初は足も伸ばして寝られないような環境から少しずつ車を大きくしていき、最終的にこの車になりました。

トラックなので後ろは荷物を積むスペースですが、そこにマットレスを敷いて寝ていました。

最初はお金がなくて始めた生活でしたが、だんだんとそれが面白くなって今でも週末は車中泊したりします。
 
大きくてスペースのある車だと遊びの幅が広がります。

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車の中で鍋を食べたりしたこともあります。

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1つの空間として考えれば車の使い方はもっと広がるし、なんでも出来るなと思っています。
 
 
会社に入ってからはYahoo! JAPANハッカソンイベント「HackDay」にて車の上で植物を育てるプロトタイプを作りました。
 
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車の上で植物を育てたいというビジョンを実現するために試行錯誤しながら遠隔で水をあげられる装置の開発などをしています。
 
 
 

6.終わりに

まだまだ他にもいろんなことがありますが、きりがないので一旦ここで区切ります、長くだらだら書いてしまいました・・・。 
 
ここに書いたように僕はさまざまな車に関する経験を重ねながら日々車の新しい遊び方や可能性を追求をしています。
僕がこのようなことをするのにはただ単純に自分が車が好きだからというのもありますが、それ以上にもっといろんな人に車で遊んでもらいたい、車を好きになってもらいたいという気持ちが強いです。
そのためにも今まで車に興味がなかった人でも車に興味を持てるような体験や価値を見つけていきたいと考えています。
 
車は乗るまでのハードルが高かったりわかりにくいことやめんどくさいことも多いですが、それ以上の楽しさがあります。
カーシェアなどの便利なサービスもたくさんあるので、そういったものをうまく使いながら自分なりの遊び方、楽しみ方を見つけて多くの人に車を好きになってもらいたいです。
 
今回はこのような感じで書いてみましたが、また機会があれば車に関する何かを共有してみたいです。
そして少しでも車に興味を持っていただけたら、なんだか一緒に趣味を楽しむ仲間が増えたみたいで嬉しいです。
 
ありがとうございました、それでは良いカーライフを!